ソフトウェアの受託開発を主に行っているベンチャーのイコヒーは、10月3日(火)から幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2017に出展。AI技術を活用したチャットボットのデモンストレーションを通して、AI技術をアピールした。この「チャットボット」とは、「チャット」と「ボット(ロボットの略称)」をかけわせた言葉で、テキストや音声を通じて会話を自動的に行うことができる。
イコヒーは、2007年に上海で起業したソフトウェア企業Ekohe Limited の日本法人。2015年3月に東京に株式会社イコヒーを設立。人工知能や業務効率化システム、データ分析、UI/UUデザイン、モバイルアプリケーションの開発を得意とし、様々な企業からプラットフォームやアプリケーションの受託開発を行っている。
■CEATECの会場で利用してもらえるナビゲーションツールを開発
ブースでは、Facebookのメッセンジャー上で動作する、日英対応のCEATEC JAPAN 2017来場者向けナビゲーション用チャットボットをデモンストレーションし、AI技術をアピールした。このナビゲーション用チャットボットは、同社が得意とするAIを活用。メッセンジャーからナビゲーション用チャットボットを選択、例えば、”5Gに興味がある”を入力すると、それに関連する出展者情報を回答してくれる。また、出展者を探すを選択し、興味があるカテゴリーを選択すると、そのカテゴリー内のお勧め出展者情報を教えてくれる。出展者情報内にあるリンク先をクリックすると、その企業のHPへ飛ぶこともでき、さらにブックマークすることも可能だ。オフィスマネージャーの青山法子氏は「外部APIとの連携やリッチな機能など、実際のチャットボット導入時のユーザー体験を一通り体感できるようになっている」と説明した。また、「実感してもらうために、CEATECの会場で利用してもらえるナビゲーションツールとして開発した」と説明した。
■AI技術に力を入れていきたい
AIを活用したイベントナビゲーション用チャットボットを出展した目的について、青山法子氏は、「今までの実績として音楽ストリーミングプラットフォームやヘルスケアシステムなどの受託開発を行ってきた。また、AI技術を活用したベンチャーキャピタルのプラットフォームの受託開発を行った。特にAI技術を使ったプラットフォーム開発については、ニーズが多くなってきており、今後はさらにAI技術に力を入れていきたいと考えている。そこで、今回はAI技術を使った1つの例として、ナビゲーション用チャットボットを開発した」と説明した。「画像認識技術も得意分野であり、AI技術と組み合わせたエンジンも、今後開発していきたい」と抱負を語った。
(株)イコヒー(ベンチャー&ユニバーシティエリア)
- 展示エリア
- 特別テーマエリア(ベンチャー&ユニバーシティエリア)
- 小間番号
- S10-31
- URL
- https://ekohe.com/jp
- 出展者詳細
- http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=9756