報道資料
2017年10月5日
Hondaは、10月3日(火)から6日(金)まで千葉県の幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2017」にて、「スマート エネルギー ストレージ マネジメント」をテーマに、着脱可能な可搬式バッテリー及びその充放電機器で構成される「Honda Mobile Power Pack」システムと、高圧水素ガスの製造・供給を行う「スマート水素ステーション(SHS)70MPa」コンセプトを出展し、自然の力を用いて創り出したエネルギーを貯蔵し、必要なときに取り出して使う、低炭素で効率的なエネルギーの利用・活用を提案します。
■Honda Mobile Power Packシステム
・着脱可能な可搬式バッテリー「Honda Mobile Power Pack」量産モデル
再生可能エネルギーを利用して発電した電気を蓄え、小型電動モビリティーの動力や、家庭での電源として活用します。
・充電ステーションユニット「Honda Mobile Power Pack Exchanger」コンセプト
複数のHonda Mobile Power Packを同時に充電でき、交換用モバイルパワーパックの供給を行うと共に、電力需要のピーク時には、ステーション内のモバイルパワーパックから送電網に電力を供給し、電力安定化に貢献します。
・充放電器「Honda Mobile Power Pack Charge & Supply」コンセプト
Honda Mobile Power Packと組み合わせることで、非常時の電源として、また無電化地域での常時電源として活用するなど、暮らしにさまざまな価値を提供します。
■スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト
燃料電池自動車に供給する高圧水素を製造・貯蔵・充填する装置で、高圧水電解型水素製造ステーションとして世界初※1となる製造圧力82MPa(メガパスカル)を実現。充填圧力70MPa※2の商品化を見据えたコンセプトモデルです。Honda独自技術の高圧水電解システムPower Creatorにより、コンプレッサーを使用しないコンパクトなサイズを実現、再生可能エネルギーなどの電気で水を電気分解し、水素を製造します。
これからもHondaは、「豊かで持続可能な社会」の実現に向け、「つくる・つかう・つながる」技術を組み合わせることで、エネルギーの地産地消と、カーボンフリー社会実現に向けた取り組みを拡大させていきます。
※1Honda調べ(2017年9月時点)
※2充填圧力は条件により変動します