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2017年9月28日

映像IoT システム「AISION」を販売開始

OKI、映像圧縮化技術と画像センシング技術を搭載した
  映像IoT システム「AISION」を販売開始
~ AI・アナリティクス技術の活用で、多彩な分野における業務改革を実現~

OKI は、通信市場で長年取り組んできた映像監視・画像処理・映像配信技術を活かし、H.264符号化形式の高画質映像データを最大1/10 に圧縮する映像配信の効率化技術と、IoT 市場において今後ニーズが拡大する顔認識、物体認識などの画像センシング技術を搭載した、映像IoT システム「AISION(アイシオン)」を10 月2 日より販売開始します。本システムは、AI およびアナリティクス技術を融合させることにより、幅広い分野における業務改革を実現することが可能となります。

近年、IoT 市場成長を背景に映像データにおいてもIoT サービスとしてビジネス分野での活用ニーズが高まっています。ネットワークカメラの高精細化・低価格化にともない、鮮明な映像データを活用した、トラブル発生時の原因究明およびマーケティング分析などを目的とした映像ビッグデータ解析ソリューションへの期待が広がりつつあります。しかしながら、鮮明な映像データの伝送や長期保存は、データの肥大化にともなうストレージや通信コストの増大に加え、センターサーバーに送り分析処理をする場合、サーバーへの負荷が集中するため、導入システムが高額となり、その管理コストもかさむなどの課題がありました。

今回販売を開始する「AISION」では、映像データの符号化形式、解像度、フレームレートを変更せず、画質は劣化させない高品質の映像のまま、映像データを最大約1/10 に圧縮できる技術を開発し、中核となる「映像IoT-GW」に映像圧縮モジュールとして搭載しました。これにより、ストレージ量も伝送時のネットワーク帯域も最大約1/10 と軽減され、映像品質を維持したままランニングコストの大幅削減を実現します。複数の店舗・事業所・オフィスなど、ネットワーク経由でセンター集中管理・分析をするネットワーク型の映像IoT システムとして、低コスト導入が可能です。

また、「映像IoT-GW」に、画像センシングモジュールを搭載することで、ネットワークエッジでの画像認識や解析処理による機能分散が可能となり、センターサーバーによる解析処理の負荷軽減を図った映像IoT システム構築を実現し、店舗、工場から社会インフラまで幅広い市場に対して、顔認識をはじめ、通行者認識、車両認識、動体認識といったさまざまな画像センシング技術を利用した付加価値サービスを提供します。
さらに今後は、「AISION」の中核となる「映像IoT-GW」のモバイル回線対応などを図ることにより、社会インフラや建設現場などへの適用範囲を拡大し、多方面にわたり映像IoT サービスによる映像ビッグデータ解析ソリューションを提供してまいります。

本システムは、10 月3 日から6 日まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「CEATECJAPAN 2017」のOKI ブース(ホール1【社会・街エリア】小間番号:C004)に出展します。

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