報道資料
2017年9月20日
【製品概要】
本製品では、現在主流となっている高出力赤外LEDよりも、順方向電圧(Vf)が低く、且つ高出力が可能な素子を採用し、その結果として高効率化を達成しました。発光効率(mW/W:赤外光放射束/投入電力)は、850nm帯、950nm帯においても、600mW/Wを越え、世界最高クラスの高効率を実現しています。
この高効率化は、発熱の低減にも大きく寄与し、基板温度の低減、放熱機構の簡素化、低コスト化、周辺部材の高密度化も可能になり、搭載機器の小型化、設計自由度の向上に寄与します。
また、基材には高い信頼性が得られるセラミック基板を使用しました。設計細部から生産まで、長年に渡る車載用LEDで培った高信頼性技術を盛り込み、民生品、産業機械用途だけでなく車載用途にも十分な信頼性を実現しました。
【想定市場】
今後採用が広がる、車載向けの各種センシング゙用光源をはじめ、2020年東京オリンピック、パラリンピックに向け整備が進む、インフラやセキュリティ分野、また異常気象から市民生活を守る防災用カメラ光源、IoT化には必須となる生体認証用の光源など、応用分野、アプリケーションは多岐にわたります。
スタンレー電気では、今後も、高効率、高信頼、ハイパワー赤外LEDを提供することで、つながる社会、安心、安全な社会へ貢献していきます。