弊社は、GPSに代表される衛星測位技術やその関連要素技術に関し、顧客からのニーズに基づいて独自に開発・最適化を施し、IPやモジュール(H/W)として提供出来る技術を持つ、日本で唯一の会社です。
特に、その測位感度並びに測位精度の高さに関しては、自他共に世界一を誇っております。
弊社の低コストながら1cm以下(定点)の測位精度を持つL1 Multi GNSS RTKモジュールとIMUが、大手トラクター・農機メーカや産業機器、クレーンメーカーそしてドローンメーカ等より大きく注目頂き、それらの自動運転やモニタリング用として開発・供給を開始しています。
CEATEC JAPAN 2017では特別テーマエリア「IoTタウン」にて株式会社自律制御システム研究所と共同で出展します。
QZSS(日本版GPS)対応、次世代高精度多周波マルチGNSS受信機
2018年には4機となり本格稼働する準天頂衛星のL6信号を受信し、高精度測位する受信機です。コスト面も従来品の1/10以下となります。これにより、農業機械、建機、産業機器、ドローン、ロボット等の自動運転が更に加速する事が期待されます。技術的理由で海外メーカーが高シェアを握る中、本製品を通して日本国内の産業活性化にも繋る事が大きく期待出来ます。
■コアの技術
①GPS、QZSSやGLONASSを利用した複数周波数による高精度測位用アルゴリズム
②GPS、QZSSのL1+L2+L5による搬送波測位が可能な観測データを出力するための受信機内部アルゴリズム
③QZSSのL6帯の信号捕捉と追尾及びデコードされた情報を利用した実際のRTK-PPP(高精度単独測位)演算を行う技術
④昨今注目されているPPP-AR(RTKと同様に搬送波位相の整数バイアスを解く)に関する要素技術。従来のPPPと比較すると精度(水平RMS)10cmから2-3cmへ改善されます。
■特徴
①全ての測位衛星からの信号を受信し復調する高精度測位演算を提供。
②QZSSからのL6信号を復調し、単独で高精度測位が可能。
③QZSSが利用できない海外地域では、高精度多周波マルチGNSS RTK受信機として使用可能。
④独自のIMU(慣性演算ユニット)との高度カップリング技術により、 自動運転に最適なソリューションを提供。
高精度L1マルチGNSS RTK測位システム
高精度L1マルチGNSS RTK測位システムは、RTK(リアルタイム・キネマティック)測位技術を使用しています。
RTKとは、既知点(Base station)からの補正観測情報を無線や携帯電話などを利用して移動局(Rover)に送信し、移動局の位置をリアルタイムに測定する方法です。
カーナビゲーションや携帯電話のGPSに使用されているC/Aコードを用いた測位とは異なり、衛星からの搬送波位相と既知点から送信された補正情報を利用することで、より高精度な測位が可能となります。また、GPSのみならず複数の衛星システムをサポートすることで可視衛星数が増え、安定した測位が可能となります。
RTKシステムは、センチメートルオーダーの精度を獲得出来るため、測量用途のみならず、今後は農業機械や建設機械の自動運転等の分野への適用が大きく広がりつつあります。
■L1マルチGNSS RTKモジュール製品仕様
・型名:MJ-2001-GL1
・受信可能な衛星信号:L1 GPS / L1 GLONASS
・主な特徴
1cm RTK(※基線長 5km未満)、出力レート:1~10Hz
18チャンネル
低消費電力 (less than 1W @ 5.0V)
・測位時間 (推奨アンテナ使用時)
コールド・スタート 90 秒 (typ)
ウォーム・スタート 35 秒 (typ)
ホット・スタート 12 秒 (typ)
衛星再捕捉時間 2 秒 (typ)
・位置精度
自律測位 3m
コード・ディファレンシャル 40cm
動的リアルタイムキネマティック 5cm + 1ppm × 基線長(< 5km)RMS
静的リアルタイムキネマティック 0.5cm + 1ppm × 基線長(< 5km)RMS
・入出力インタフェース:LV-TTL UART x 2
GNSS慣性計測システム
産業機器、農業機器、ロボット等の自動運転において、高精度の位置情報、速度、及び姿勢情報を提供する、GNSSシステムとIMU(慣性演算装置)を組み合わせた高精度GNSS慣性航法システムです。
センチメートル級の精度を持つGNSS RTKモジュールと低価格MEMSセンサーを、Magellan Systems Japan独自の運動検知・制御アルゴリズムを用いて高度に組み合わせ、外乱に強く安定した高精度出力を低コストで実現しました。
本製品は、CEATEC JAPAN 2015のソーシャル・イノベーション部門グランプリを受賞いたしました。
■特徴
①高精度GNSSシステム+IMUの高度カップリング技術
高精度衛星測位デバイスとIMUによるMagellan Systems Japan 独自の高度カップリング技術(Tight Coupled Integration及びUltra Tight Coupled Integration)により、より安定した性格な位置、姿勢角、時刻、速度等の出力が可能となります。
②低価格
衛星測位をGPS衛星及びGLONASS衛星のL1帯に限定することで回路規模を縮小し、さらに部品の共通化を行った高精度GNSS衛星測位デバイスと、低価格MEMSセンサーを利用したIMUを独自に高度に組み合わせることにより、従来の製品と比べて飛躍的にコストダウンを図る事で低価格化を実現しました。
■利用が想定されるアプリケーション
・農業機械
・自動搬送車
・産業・建設機械
・パーソナルモビリティ・電動車椅子
・ドローン・UAV(無人飛行体)
ADAS(車両の高精度制御・自動運転)並びにV2X(車と全てのトラフィックとの通信)
〒660-0083 兵庫県尼崎市道意町七丁目1番3号
管理部
髙橋 政樹
06-4950-5520
sales@magellan.jp
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