日本独自の測位衛星システム「みちびき」
準天頂衛星とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことで、衛星測位の技術を使ってカーナビの技術に応用されている。
衛星測位は、一般にアメリカのGPSに依存しているため、万が一利用できなくなった場合には、経済活動に大きな影響を与える。そこで、日本が持続的に衛星測位を行うことができるようにするため、独自の測位衛星を打ち上げる必要があった。初号機は2010年度に打ち上げられ、2018年度までに合計4機の衛星が打ち上げられる予定だ。
カーナビもより正確に。誤差数10cm
準天頂衛星を利用すると、衛星測位サービス、測位補強サービスが強化され、カーナビも従来より精度が高くなる。
現在、GPSの測位誤差は10mほどと言われているが、主な誤差要因の電離層遅延と衛星数不足が2018年には改善され、ノイズの小さい受信機を使うことで測位誤差数10cmを実現することができる。
受信機となるQZ1からBluetoothを利用してスマホやタブレットに自分の場所を表示する。
メッセージサービスとして、地震・津波などの災害情報、テロなどの危機管理情報、避難勧告などの発令状況について準天頂衛星経由で送信するサービスや、利用者が安否情報を準天頂衛星に送信し、管制局を経由して近親者などにメールを送る衛星安否確認サービスにも利用できる。
- ブース番号
- ホール3 3L126
- 関連リンク
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出展者情報はこちら
NEC : http://jpn.nec.com/