CEATEC JAPAN 2011の実績

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会期

2011年10月4日（火）～ 2011年10月8日（土）

会場

幕張メッセ

出展の傾向

12回目を迎えたCEATEC JAPAN 2011は、586社・団体が出展し、IT・エレクトロニクス産業が震災後の日本の復興にどのように貢献できるかを提示するとともに、家、車、情報家電といった生活を取り巻くさまざまな製品、サービスがIT・エレクトロニクスによって連携することにより生み出される新たな価値を提案する展示会となった。

今回の開催にあたっては、開催テーマ「Smart Innovation － 未来をつくる最先端技術」に加え、東日本大震災からの1日も早い復興を支援するため、"IT・エレクトロニクス産業の提案する安心・安全でスマートな社会"を推進スローガンに設定し、業界の一致協力した取り組みにより日本の力強さを世界にアピールした。また、展示会を実施するにあたっては、来場者が安心して見学できるよう、出展者の協力のもと、安全対策を強化し開催に臨んだ。

また、『CEATEC JAPAN』と『東京モーターショー』が復興支援を目的に連携し、共同メッセージを発信した。2つの展示会は、IT・エレクトロニクス産業並びに自動車産業の代表的展示会として「チーム・テクノロジー・ジャパン」を掲げ、国内外の産業界や市場に対し、日本のものづくりの逞しさを発信した。

今年の傾向で最も目立ったものは、エネルギー関係の展示がCEATEC JAPANの出展内容として確立したことであった。

これまでも、エネルギー関連の事業を営む企業、研究開発を行う諸機関から積極的な出展がなされていたが、今年は従来を上回る勢いが見られた。さらに「創エネルギー」と「省エネルギー」の連携を示す展示など、作る側と使う側の両輪が噛み合った展示であった。

特別展示「スマートコミュニティイノベーション2011」では、自動車・エネルギーなど、IT・エレクトロニクスに関連する、あらゆる業界から80社／団体が出展し、東日本大震災以降、意識の高まる省エネ・蓄エネ・創エネ関連の最先端技術が多く出展した。

デジタルネットワークステージでは、HDTVの次を狙い、3Dに加えて、高画質で解像度の高い4Kさらには8Kのディスプレイも登場した。タブレット端末やスマートフォンを利用した新しい技術やサービスが多数展示された。また、IT・エレクトロニクスの進化による新たな動きの一つとして、放送と通信の融合から生まれる新たな放送サービスが提案された。

電子部品・デバイス&装置ステージでは、家電や自動車を支える高機能な部品の他に、省エネルギー、創エネルギー、ヘルスケアといった新しい分野を支える部品が現れた。

ICT Suite/Electronics Suiteは、今年で2回目を迎え、「展示会において、より活発にB to Bのビジネス機会を創出するための試み」として、セミナーと展示ブースをセットで提供するテーマプラザを実施した。エリアには、「クラウドコンピューティングプラザ」「NEシアター」「FPGA/PLDプラザ」といった分野別のプラザが置かれ、関係企業・団体が出展した。

最終日の10月8日の土曜日は、入場料が無料となり、ジュニア＆キッズ電子工作教室やロボットプログラミング体験教室には今年も多くのヤング・エンジニアが訪れた。一つ一つの作業に真剣なまなざしで取り組む子どもたちの姿は、今後の産業発展の担い手として期待されるものであった。

CEATEC JAPAN 2011は、10月4日（火）から8日（土）の5日間開催し、172,137人が訪れ、最先端のIT・エレクトロニクスを体感した。

出展者数 586社

来場者数：172,137人