出展者詳細情報
ステージ | NEXTイノベーションプラザ |
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ホール | ホール4 |
小間番号 | 4N194B |
出展予定製品 |
スマートフォン/タブレット アプリケーション、スマートフォン/タブレット アプリケーション開発サービス その他パーソナルデジタルツール&モバイルネットワーク関連製品、システム・サービス、ソフトウェア センシング・モニタリング |
神奈川工科大学 情報工学科
通信機能に加え、内蔵する多様なセンサ群、高い処理能力というスマートフォンが持つ潜在能力とその可能性を活かして、新たな技術、システムを提案し、具現化、実証することに学科として取り組んでいます。今回は本学科で取り組んでいる研究テーマの一部として、下記の内容を展示、デモいたします。
(1)スマートフォンによる非可聴音を用いた屋内測位システム
(2)カメラとカラー手袋を用いた色検出による手話認識システム
(1)はスマートフォンから発生する非可聴音を用いた屋内での高精度な測位システム、(2)も現在はWEBカメラとPCを用いていますが、将来的にはスマートフォン内蔵カメラを用いてスマートフォン単体での実現を目指す手話認識システムです。
神奈川工科大学:http://www.kait.jp/index2.php
ITS、テレマティクス、交通関連システム・サービス
スマートフォンによる非可聴音を用いた屋内測位システム
■背景と経緯
屋内での測位要求は、屋外のそれに比べて高い場合も多いと思われる。例えば、工場内の搬送車両の走行制御や視覚障碍者の方への商品棚へのナビゲーションなどへの応用を考慮すると、数十cm程度の測位精度が求められると考えられる。我々は高精度な屋内測位システムを実現するための方法として、超音波(40kHz)の到達時間差を用いた超音波測位システムを開発し、数cm程度の測位誤差に抑えられることを実現してきた(CEATEC2013展示済)。この測位システムは、ユーザ(測定対象の物体)が専用の超音波発信機を所持する必要があり、一般ユーザへの展開の観点からの課題があった。
■展示システムの特徴
・超音波に代えて非可聴音(本研究では17kHzを利用)の発信源として、広く普及しているスマートフォンを使用するため、ユーザが専用の発信機を持つ必要がない。
・無線LANなどの電波を用いた測位では困難な高い測位精度(誤差数cm程度(超音波測位システムと同等))を実現できることを実験で確認している。
・非可聴音を用いた場合に問題となる環境雑音下(~80dB)での測位精度劣化に対して、雑音除去フィルタによって上記の高い測位精度を確保できることを検証している。
ヘルスケア医療関連システム・サービス、社会福祉システム・サービス
カメラとカラー手袋を用いた色検出による手話認識システム
■背景と経緯
我々はスマートフォン内蔵のカメラとその高い処理能力を用いて、最終的にはカラー手袋を装着した人の手話を自動翻訳するシステムの実現を目標にしている。昨年のCEATEC2013では、その前段階として静的な手指形状(形成と記憶が容易なオリジナルの手指形状)を提案するとともに、その認識技術を開発し文字表現による意志伝達システムとしてデモを行った。現在は、動的な認識を取り入れることで、手話の認識への展開を試みている状況にある。
■展示システムの特徴
・カラー手袋を用いることにより、各指の識別をした手指の形状認識が可能、手の表裏判定、染色部分の重心位置を検出することによる平面内の動き、染色部分の大きさの変化から奥行方向の動きなど、他の単体センサでは不可能な多様な動きの認識を可能としている。
・昨年度の色検出結果による静的な手指形状認識と、色検出部の動きの測定に基づく腕の動きの認識を組み合わせる手話翻訳手法を提案し、その実現性を実験的に検証している。
・環境光の変化による色検出精度の劣化を抑制するために、クラスタリング手法を用いたキャリブレーションにより、色検出閾値を自動決定する手法を提案し、実装している。
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