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インバータに組み込むだけでSiC MOSFET/IGBのドライブが可能な、株式会社タムラ製作所のゲートドライバモジュール

カテゴリー : CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア

株式会社タムラ製作所は電子部品関連の製品を中心にCEATEC JAPAN 2016の展示を行った。主力製品は、ゲートドライバモジュールDMシリーズ。次世代半導体と言われるシリコンカーバイド(SiC)MOSFETにも対応し、機器の小型化や効率化をサポートするDC-DCコンバータとドライブ回路を内蔵したオールインワンを実現。

タムラ製作所/光波のブース

オールインワン、低浮遊容量、高速応答のゲートドライバモジュール。

インバータで使用される大電力パワースイッチング半導体を駆動させるゲートドライバモジュールDMシリーズの特徴は、回路を簡単に構成できる「オールインワン」製品である点だ。

DC-DCコンバータとドライブ回路(2回路分)を内蔵し、わずかな外付け品のみでSiC MOSFET/IGBのドライブが可能になる。

また、ゲートドライバ用の電源込みで15pF程度と、浮遊容量を低減することで高dV/dtによるコモンモードノイズを抑制。機器の誤動作や破損を防ぐ。磁気統合を使用することで遅延時間100nsという高速応答を実現した。形状は54.5mm×36.5mm×22.5mmで、各種パワーモジュールを自由に配置できる。小型形状のため、駆動回路が邪魔で効率よくインバータを組めないといった悩みも解消できそうだ。

ゲートドライバモジュールDMシリーズ

マイクロ波センサをLED照明に内蔵。ストレスフリーの見守りシステム

ブースでは、同社の傘下で発光ダイオード(LED)照明を手がける株式会社光波が開発中の、マイクロ波センサ内蔵LED照明による見守りサービスの展示も行い、寝室、トイレでの非接触のストレスフリーな見守りシステムを公開した。

これまで自動販売機用に研究・開発を進めたマイクロ波センサ技術は、人の動きの大きさや方向を検出できるようになり、購入客と人の往来数の取得を可能としていたが、この技術を応用し、高齢化社会を迎える医療や介護のシーンでの活用を提案する。

会場ブース内にマイクロ波センサ内蔵LED照明を用いた寝室(ベッド)、トイレが再現され、人の体勢や動き、呼吸の状態などを検知する見守りシステムの実演展示が行われた。

LED照明に内蔵したセンサで検知した情報を独自のアルゴリズムで「立っている」「座っている」「倒れている」などの姿勢や呼吸の状態を判別する。特長は、非接触で対象者を見守ることで、監視されている不安感を与えないストレスフリーな状態で見守ることができる点だ。

個人情報にあたる情報を一切使用せずに処理を行うためプライバシーも守られる。医療機関、介護施設などのベッド周辺やトイレといった高いプライバシー性の確保が必要な場所への導入が期待される。

株式会社光波の見守りシステム。トイレやベッドで人の姿勢を検知する

展示エリア
CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
小間番号
5C83
関連リンク

株式会社タムラ製作所
http://www.tamura-ss.co.jp/

株式会社光波
http://www.koha.co.jp/

出展者情報

株式会社タムラ製作所
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6935

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