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コーデンシ株式会社、高速C-MOSカメラ、用紙厚みを検知する変位センサなどを展示

カテゴリー : CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア

光センサ/LED製品などを販売するコーデンシ株式会社は、新開発のドーナツレンズLED、主力商品となる光センサの分野で、自動車用光センサや金融・産業機械向けの変位センサ、高速C-MOSカメラなどを展示した。また「IoT」がテーマとなる今年は、製品単体での展示を行った昨年から、そのまま使えるモジュールに仕立て上げての展示にシフトしている。

コーデンシのブース

毎秒2000フレームの高速C-MOSカメラ

コーデンシの新製品「C-MOSカメラ/MC-1」は毎秒2000フレームの高速読み出しにより、物体の移動量検知に適している。

会場での展示では高速回転するQRコードを撮影するデモンストレーションを行った。バーコードを取り付けた製品を識別するなど、工場の生産シーン効率化に活かされそうだ。モーション検知、人体検知などの用途にも活用でき、介護現場においては被介護者に動きがあったことを確認できるなど、高齢者の見守りにも役立てることができる。また、画像データはUSB3.0出力で直接コンピュータへ取り込めるため、データ解析も容易に行える。

「C-MOSカメラ/MC-1」で高速回転するQRコードを撮影するデモンストレーション

OA機器、ATMへの活用が見込まれる変位センサ

従来の家電向け製品のほか、自動車、金融、産業機械関連向けの新製品・開発品の充実が見られた。

2017年リリースを目指す「変位センサ/HIC140」は、用紙や紙幣の厚みを検知するのに適し、OA機器、ATMなどへの活用が見込まれている。赤外線LEDとPSDとを組み合わせた三角測量方式の変位センサで、非接触で対象物の厚みなどを検知できることが特長だ。印刷物の厚みを検知する場合、接触式であれば、印字直後のインクがにじむこともあるが、非接触式の「HIC140」ではそうしたトラブルは起こらない。展示では、1mm、0.5mm、0.2mmなどの紙の厚みを検知する様子を見ることができた。ATMに導入されれば紙幣の高速処理、高速搬送が可能となる。1枚であるべきところ誤って2枚以上重なってしまう紙送りの重送があれば、それを検知して機械をストップする。

LED関連では、点光のない広配光レンズによって光をぼやかし、より自然な明るさを実現した新開発品「ドーナツレンズLED」の展示も行われた。

「変位センサ/HIC140」。セットした厚みの異なる紙をスライドさせ、それぞれの厚みを正確に検知する。

展示エリア
CPS/IoTを支えるテクノロジ、ソフトウェア
小間番号
6C131
関連リンク

コーデンシ株式会社
http://www.kodenshi.co.jp/

出展者情報

コーデンシ株式会社
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6867

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