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日本航空電子工業株式会社、全面透明タイプのタッチパネルがカーナビのデザイン性向上に貢献。

カテゴリー : CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア

コネクタやユーザーインターフェース製品、センサ等を製造、販売する日本航空電子工業株式会社は、パネル外周部の金属配線を透明電極化した全面透明タイプのタッチパネル、USB Type-C コネクタなどの展示のほか、高精度MEMS加速度計が採用された軍艦島モニタリングプロジェクトを紹介した。

日本航空電子工業のブース

全面透明の車載用静電タッチパネル「TC230」シリーズ

車載用静電タッチパネル「TC230」シリーズは、パネル外周部の金属配線を透明電極化した全面透明タイプのタッチパネル(MAMレス・ガラスセンサ)。特長は、全面透明化による、デザイン性の向上が図れる点だ。また、MAMレス構造にすることで従来品よりも耐久性が向上。ガラスセンサよりも成膜回数を削減したことで従来品よりも廉価を実現している。すでに大手カーナビメーカーが採用し、量産化・市場投入が進んでいる。

車載用静電タッチパネル「TC230」(右)、カーナビのデザイン性向上に貢献する

次世代USB規格「USB Type-C」準拠「DX07シリーズ」で4K映像の伝送デモ

次世代USB規格「USB Type-C」搭載機器の認証を取得するには、認証取得済みコネクタの使用が必要だが、日本航空電子工業の「DX07シリーズ」はUSB Type-C Specification Release 1.1に準拠している。また、10Gbpsの高速伝送(USB 3.1 Gen2準拠)。 最大5Aの大電流供給(USB Power Delivery 準拠)に対応。リバーシブル構造のため、プラグの表裏方向を気にせずに挿抜が可能だ。会場の展示では、4K映像の伝送デモが行われた。

USB Type-C準拠コネクタによる4K映像の伝送が行われている様子

軍艦島モニタリングプロジェクトに高精度MEMS加速度計「JA-70SA」が採用

日本航空電子工業が開発した高精度MEMS加速度計「JA-70SA」が軍艦島(長崎県長崎市)の構造物崩壊過程における振動データのリアルタイムでの取得、解析に貢献している。

軍艦島モニタリングプロジェクトにおける、振動モニタリングシステムのセンサとして採用されたもので、高精度MEMS加速度計を用いて振動、傾斜などを計測。老朽化診断に役立てる。また、一般的なMEMS加速度計では正確に取得できない常時微動を24時間365日計測し、IoT技術の活用で遠隔監視を実現した。国内の橋、トンネルなど、社会インフラの老朽化対策が社会的課題となる中、劣化箇所の早期発見や維持管理効率化が期待される。

展示エリア
CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
小間番号
6C151
関連リンク

日本航空電子工業株式会社
http://www.jae.com

全面透明タイプMAMレス・ガラスセンサの開発・販売開始
~車載用静電タッチパネル「TC230」シリーズのバリエーション拡大~
http://www.jae.com/jp/releasesJ/news-201609TC230-jp.html

USB Type-C コネクタ 「DX07シリーズ」正式認証取得
http://www.jae.com/jp/releasesJ/news-201603DX07-jp.html

軍艦島モニタリングプロジェクトに高精度MEMS加速度計「JA-70SA」が採用
http://www.jae.com/jp/event/jnew/jnews437.htm

出展者情報

日本航空電子工業株式会社
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6854

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