主催者特別企画の「IoTタウン」、新コンセプトでにぎわいを創出
CEATEC JAPAN 2016では主催者特別企画として、多くの初出展企業やベンチャー企業を迎えた「IoTタウン」が、会場に新たなにぎわいを生み出した。そのいくつかを紹介する。
主催者特別企画の「IoTタウン」には新たなにぎわいが創出された
さまざまな業種・組織体からプレイヤーが参集
市場創出を目指す企業が集い、新たなビジネスアイデアやパートナーが出会う場を作ろうと、主催者特別企画として今年はじまった「IoTタウン」には、幅広い業界・多様な組織体からプレイヤーが参集した。
株式会社豆蔵ホールディングスのグループ企業でWebアプリケーション開発などを担当する株式会社オープンストリームは、開発中のネコ探しiPhoneアプリ「ねこもに」を紹介した。
BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンの電波強度のみからビーコン位置を推定して迷い猫を探せるという、飼い主の切実なニーズに即したアプリだ。特許出願中のアルゴリズムを強みとするアプリで、提供開始は2017年春を予定。もちろん探す対象はネコに限らない。
「IoT☓森」の未来図を、イラストで壁に描き出す
株式会社飛騨の森でクマは踊る(株式会社ロフトワークが岐阜県飛騨市などと設立した第3セクター)は、「IoTタウンにお越しのみなさま。あなたたちの力を教えてください」と呼びかけた。
同社が進める林業の課題解決プログラムに向け、来場者や出展者から聞き書きしたアイデアをその場でイラストに起こして壁に描き、「IoT☓森」の未来図を描き出すというライブパフォーマンス型のプレゼンテーションを行ったのである。
スタート時は真っ白だったブースの壁が次々と絵で埋められていくが、会期の最終日もイラストは未完成。ブースは解体されてしまうため、スキャンされた画像が同社ホームページから公開される予定だ。
IoTタウンにはこのほかセコム株式会社、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社ジェイティービープランニングネットワーク、超人スポーツ協会、株式会社タカラトミー、楽天株式会社・楽天技術研究所、NPOウェアラブルコンピュータ研究開発機構、NPO日本ウェアラブルデバイスユーザー会、国立情報学研究所、北海道大学、大阪大学、九州大学が参加した。
複数のチーム/ユニットがイラスト製作を担当。あたたかでワクワクする未来図が描かれた
- 展示エリア
- 特別企画エリア
- 小間番号
- 4P54
- 関連リンク
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IoT タウン
http://www.ceatec.com/ja/exhibition/exhibition05_00.html株式会社オープンストリーム
http://www.opst.co.jp/株式会社飛騨の森でクマは踊る
https://hidakuma.com/ - 出展者情報
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株式会社オープンストリーム
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=7438