初出展の株式会社PIJINが ”ITの力で世界を言語バリアフリーに”をコンセプトに“多言語調査”の新サービスを発表した。
看板や印刷物を簡単・省スペースで多言語化できる世界初のソリューション「QR Translator」
これからのインバウンドを見据えた多言語翻訳サービス「QR Translator」は、看板や印刷物などからQRコードを読み取るだけで、瞬時に翻訳表示を行う、インバウンド領域の新しいソリューションとして2014年から行っているサービス。
専用のアプリを必要としないため、スマートフォンを持っていればだれでも、どこでも手軽に利用できる。日本語から英語だけの翻訳だけでなく、サイト内では最大36言語の中から翻訳表示が可能なため、観光案内や言葉では説明しづらい危険禁止行為やマナー表示もこれ一つで対応できることになる。
初出展となる今回は、インバウンドの施策立案や実効性の確認に不可欠な“多言語調査”
に低コスト運用と技術革命をもたらす新サービス「Multilingual Survey(powered by QR Translator)」が発表された。
これにより、これまで外国人向けの調査にかかっていた、制作・多言語のデータ入力・集計・回答の翻訳といった一連の作業がペーパーレス・ワンストップシステム導入によって簡潔化することが可能になった。
この新サービスは、2010年の東京オリンピックを控える日本の多言語調査のツールとして注目を集めそうだ。
ブースに展示されているMultilingual Surveyパネル
世界を言語バリアフリーに
また同社のビジネスコンセプトである“世界を言語バリアフリーに”を実現すべく、災害時のすべての外国人に対する即時情報提供を視野に入れた「防災対応」のサービスも発表。
有事の時、観光案内表示からリダイレクトにより避難所・交通状況などを表示することで、避難弱者となってしまう外国人への情報提供と言葉の壁を取り払うことが実現する。
併せて、障がい者支援の団体と協力し、目が不自由な方へ「QR Translator」の読み上げ機能を活用し、QRコードスキャンなしに多言語音声ガイダンスを届けられるよう新しい試みに挑戦している。
PIJIN「QR Translator」とヤマハ「おもてなしガイド」、新たなユニバーサルデザイン実現に向けた連携を発表
株式会社PIJINが提供する多言語コンテンツ「QR Translator」と、ヤマハが提供する音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」とを連携させることで、インバウンド対応やバリアフリー化に有効な情報伝達の新たなユニバーサルデザインの実現へ向けて取り組みを開始した。
これまで多数の自治体の看板や民間企業の製品パッケージなどの“視覚的な情報”を多言語化してきた「QR Translator」と、アナウンスなどの“聴覚的な情報”を多言語化、文字化してきた「おもてなしガイド」とが連携を行うことで、それぞれが得意とする領域を補完した展開を行うことが可能になる。
この利用には、「おもてなしガイド」専用アプリのダウンロードが必要になる。
例えば、レストラン館内でBGMが流れているとする。と、そこでこの「おもてなしガイド」を起動すると自動的にBGMをキャッチし、オフラインの状態でも画面に外国語のメニューが表示される。さらに「QR Translator」と連動することにより、オンラインを通じて付加価値のあるコンテンツを提供することができる。
これにより両社は相互効果を発揮し、言語や聴力の壁を超えて、さまざまな情報を伝達することができる統一的なソリューションの構築を進めていく。
取り組みの第1弾として「おもてなしガイド」アプリから、対応したQRコードを読み取るだけで、簡単に印刷物や看板などの内容を多言語の文字で表示できる機能を追加した。
株式会社PIJINが提供する多言語コンテンツ「QR Translator」と、ヤマハが提供する音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」のスピーカーとパネル
- 展示エリア
- 街エリア(物流・流通、観光、金融関連)
- 小間番号
- 2T18
- 関連リンク
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株式会社 PIJIN
http://www.qrtranslator.com - 出展者情報
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QR Translator
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6775