Bluetooh SIGブースでは、Bluetoothに対応した今後発売される新規事業製品や、Bluetooth対応モジュールなどを展示している。
省電力BLE対応の新規Bluetooth機器を展示
現在では多くのスマートフォンやPCが搭載するBluetoothだが、2015年には年間出荷台数が30億弱に達したという。Bluetooth SIG 広報事務局 有本征史氏によると「省電力なBLE(Bluetooth Low Energy)のリリース以降、ハイペースで伸びている」という。
ブース内には人気ゲームPokemon GO専用の周辺機器「Pokemon GO Plus」も展示されているが、これもBLE対応機器だ。あまりの人気のため品薄が続いており「話題のBluetooth対応製品として展示したが、入手はかなり困難だった」とのことだ。
このほかブース内にはBluetooth対応の新規製品が多数展示されており、カーテンをスマホから開ける「めざましカーテン mornin’」やクラウドファンディングで話題になったFMラジオ「Hint」、自転車の傾斜や姿勢情報などを取得できる「RIDE-1」など、発売中から開発中の製品を実際に試すことができる。
「めざましカーテン mornin’」、「Hint」、「RIDE-1」など、新規Bluetooth製品を展示
株式会社TeNKYUは、人感センサーを搭載したフルカラーLED電球「TeNKYU」を展示。スマートフォンのアプリと連動して、天気に応じて玄関の色を変えたり、見守り用途での利用を想定しているという。明るさは60W電球に近く、「10月ごろにクラウドファンディングを実施して、2017年4月をめどに8000円前後で発売したい」(代表取締役 須賀英規氏)とのことだ。
Bluetoothのメッシュ技術を展示
ブース内では複数のBLEモジュールをメッシュ状に配置して、1台のBluetooth機器ではカバーできない広い範囲での通信を可能にするメッシュ技術についても展示されている。これは2014年にクアルコムが買収したCSR社の技術を利用したCSRMesh技術で、2016年末から2017年初旬にかけて仕様が公開されるBluetooth 5では標準化される予定だ。
メッシュネットワークの活用方法としては、サイリウム一台一台に搭載して広いコンサート会場に散らばったサイリウムを制御したり、ビルなどの複雑な建物に配置してビル全体のネットワークを構築するなど、広いエリアをカバーするセンサーとしての活用が考えられるという。
1台のBluetooth機器から、複数のBLE搭載機器のLEDをまとめて操作できる
- 展示エリア
- CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
- 小間番号
- 5C75
- 関連リンク
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Bluetooth SIG, Inc.
http://www.datasection.co.jp/めざましカーテン mornin’ [モーニン]
http://mornin.jp/Hint-ヒント- ラジオ局が作る本気のラジオ
http://www.yoppy.tokyo/hintradio/RIDE-1
https://xon.cerevo.com/ja/ride-1/アプリインストールが可能な電球型デバイス「TeNKYU」
http://tenkyu.net/ - 出展者情報
-
Bluetooth SIG, Inc.
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6882