StradVisionは運転支援システム(ADAS)開発で求められる、歩行者や車の認識技術を開発。軽量か様々なハードウェアで動作する。
ハードウェアを選ばない、高精度な物体認識技術
StradVisionは、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)に必須とされる、カメラに映った歩行者や車の認識システムを提供する企業だ。検出技術はネットワークに接続してのディープラーニングはもちろん、ネットワークに接続できない機器でも利用できるアジャイル学習システムにも対応する。
特徴として、同じ認識システムを様々なアーキテクチャのハードウェアで動かせるほか、コンパクトかつ独自開発のアルゴリズムを採用しており、顧客からのカスタム要望に対応しやすいという。
実動デモとして、車や人通りの多い交差点の映像をハードウェアのカメラで撮影して、個々の人物や車をリアルタイムに認識させるものを用意。デモ用のハードウェアは、ARMアーキテクチャの一般的なスマートフォンと、NVIDIAの映像処理用ボードJetson TX1 開発者キットの2種類があり、どちらもスムーズに動作していた。
今後の開発については「カメラの画像認識に加えて、レーザーレーダーやデュアルカメラの視差を利用した距離認識を実装する流れがある。これらの技術にも対応していく」(日本代表 理事 塙洋明氏)とのことだ。
シーンテキスト検出、認識ソフトウェアも提供
同社は、映像のなかのテキストを認識して、OCRや翻訳にかけるシーンテキスト検出&認識(TDR)技術も提供しており、世界技術協議会(ICDAR)でもトップクラスの検出率を持つという。
これまでは英語と中国語のみの対応だったが、CEATEC JAPANに合わせて1カ月で日本語認識にも対応。今後より精度を上げていくとのことだ。こちらは翻訳やナビゲーション、拡張現実(AR)関連での引き合いがあるという。
シーンテキスト検出は英語と中国語に加えて、1カ月で日本語にも対応。日本語については今後より精度を上げていくという
- 展示エリア
- CPS/IoTを支えるテクノロジ、ソフトウェアエリア
- 小間番号
- S5c97
- 関連リンク
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StradVision, Inc.
http://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=6918StradVision
http://www.stradvision.com