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富士通株式会社、リアルタイムに音声認識して複数端末に異なる言語へ自動翻訳

カテゴリー : 社会エリア

富士通ブースでは、海外からの訪問者や障害者の方も、便利で安心して暮らせるさまざまな技術を紹介している。

コミュニケーションを円滑にする多言語の音声認識と自動翻訳、「LiveTalk」

ハンドマイクやヘッドセットマイクを通して発声した言葉がすぐに文字となって表示され、さらに多言語に翻訳して表示することでコミュニケーションを円滑にする、ソフトウェア「LiveTalk」。

会議や打ち合わせの場ですぐに情報共有したいときなどに、発言した言葉をタイムラグなしに複数の端末で表示されるだけでなく、複数の端末にさまざまな言語に自動翻訳して表示できる。

パソコンやタブレットなどに表示することで、外国人や聴覚障害者の方ともスムーズに会話できる。難聴者の方や聴覚障害者とのコミュニケーションサポートのほかに、国際会議などでも活用していきたいとしている。

多言語音声認識によるコミュニケーション「LiveTalk」

CEATEC AWARD 2016「経済産業大臣賞」を受賞した、網膜走査型レーザアイウェア

今年度のCEATEC AWARD「経済産業大臣賞」に輝いたのが、富士通ならびに富士通のベンチャーとして設立された株式会社QDレーザ開発による視覚障害(ロービジョン)の方に対する視覚支援をめざした網膜走査型レーザアイウェア。

レーザ技術を応用した超小型プロジェクタから網膜に直接映像を投影する技術で、視力やピント調節などにかかわらず画像を投影できるため鮮明な映像を見ることができる。ロービジョンの方への視覚支援のために開発したとしている。

メガネ型のフレーム内にプロジェクタ部分を実装したことで、普通のメガネやサングラスと変わらない外観を実現。中央部に内蔵されたカメラ機能により新聞や雑誌などの閲覧や風景を見ることができ、スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器と接続すれば、映像や文字などのデジタル情報を見ることや取得することもできる。来年度の商品化をめざしているとのことである。

網膜走査型レーザアイウェアをデモ体験する来場者

髪の毛で音を感じる、Ontenna

振動と光によって、音を髪の毛から感じとることができるOntenna。聴覚障害をもつ方のため開発されたデバイスである。どこに取り付けたら一番音を感じることができ、しかも身体への不快感ないところはどこかを、身体のいろいろなところに取り付けて検証して、行きついたのが髪の毛だったという。髪の毛であれば蒸れたり、かぶれたりする心配がないというのが大きなポイントだ。

Ontennaはマイクとバイブレーター、LEDが内蔵されたシンプルなデバイス。マイクが音を検知して、振動と光の強さに変換して、さまざまな音のリズムや大きさを髪の毛から伝える。音の違いを髪の毛から感じ取って、それが電話なのか、メールなのか、来客なのかがわかるという。

大学時代からOntennaの開発に携わっていたという富士通株式会社の本多達也氏

髪の毛にとめて音を感じる、新しいユーザインタフェースOntenna

展示エリア
社会エリア
小間番号
2S75
関連リンク

富士通株式会社
http://www.fujitsu.com

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