クラリオンは今後の自動運転時代を見据えて、AR表示のほか聴覚や触覚も活用した車載情報システム技術の体験展示を実施している。
自動運転時代の統合型HMI搭載シートを体験
クラリオンは自動運転時代のインターフェースと、運転者への運転状況の伝達などを実現する「Smart Cockpit」の体験コーナーを出展。運転をサポートするAR表示や、運転中の車両情報やアラートといった情報を指向性スピーカーと振動で運転手に使える技術などを体感できる。
技術開発本部 デザイン部 HMIデザインG GLマネージャー 八尋隆生氏によると「自動運転社会を見据えて、ナビゲーションシステムだけでなくARや聴覚、触覚ほかセンサーなどを活用した統合HMIとしてトータルで提供していく」という。
自動運転時代のインターフェースを体験できる「Smart Cockpit」
新型車載カメラとフルデジタルサウンドを体感
4つの車載カメラの映像を合成することで、車周辺の視界を上空から見たように確認できる「Surround EYE」を展示。雨中でも車載カメラが曇らない親水コートカメラや、画質を向上させたメガピクセルカメラを組み合わせることで快適な駐車などを実現する。
車に車載カメラを4台設置した「Surround EYE」。真上から見たような視点で、より安全な駐車をサポートする
フルデジタル仕様の車載「Full Digital Soundシステム」も実際に車内で体験できる。クラリオンのフルデジタル対応スピーカーは、デジタル信号で振動板を直接制御するフローティング・フラットドライバーを採用。一般的なスピーカーでは必須のアナログアンプや回路が不要なので、音質劣化が少なく低消費電力なサウンドシステムを実現できるという。
デモ車体にはスピーカー×4、ツイーター×2、サブウーファーを設置。フルスペックのサウンドを体感できる。サウンドソースはスマートフォンやDAPのデジタル出力に対応。ハイレゾ楽曲も再生できる。
フルデジタル仕様の車載「Full Digital Soundシステム」
このほか、フローティング・フラットドライバーをヘッドホンに採用した、10月発売予定のフルデジタルヘッドホン「ZH700FF」の視聴コーナーも設置。これまでにないドライバー採用ヘッドホンの音質を実際に耳で確かめられる。
- 展示エリア
- 社会エリア
- 小間番号
- 1S02
- 関連リンク
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「Clarionブース」 出展概要
http://www.clarion.com/jp/ja/corp/information/news-release/2016/0921-1/index.htmlSurroundEye(サラウンドアイ)
http://www.clarion.com/jp/ja/corp/information/news-release/2016/0427-3/Full Digital Soundシステム
http://www.clarion.com/jp/ja/products-personal/fds-system/