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超薄型からホワイトボード表面まで、多彩な用途の精密ガラス製造の日本電気硝子株式会社

カテゴリー : CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア

ガラスに関わる多彩な製品を製造し、高い技術力を誇るのが日本電気硝子だ。

日本電気硝子株式会社ブース

デジカメ搭載のセラミックスパッケージに使われるガラスフリット

デジタルカメラのイメージセンサーは、半導体素子のセラミックスパッケージに梱包されてカメラに装備されるが、ガラスの蓋とセラミック製の容器部との接合が難しいという課題を抱えていた。接合に高い温度を加えると、イメージセンサー本体を傷つけかねないからだ。しかし同社の開発したレーザーガラスフリットによって、レーザー光を局所照射することで接合が可能になり、また従来使われていた樹脂よりも長期間接合部保持ができるようにもなった。

このガラスフリットには、高い信頼性が必要な車載用セラミックスパッケージ、殺菌効果の高い深紫外LED機器など、多くの用途が見込まれる。「一般の方にはなじみがありませんが、メーカーのエンジニアを中心に高い関心を寄せてもらいました」とのことで、今回の展示でも多くの注目を集めている。

レーザー光を局所照射するセラミック封止用レーザーガラスフリット

軽量で加工しやすい薄さ数十ミクロンの薄型ガラス

同社のもうひとつの注目点は「薄型ガラス」。薄さ数十ミクロンという「G-Leaf」は、フィルムのような成形の自由さと強度を兼ね備えた薄型ガラスで、有機ELディスプレイやタッチパネルへの用途が見込まれている新製品だ。

そして薄型ガラスと樹脂を組み合わせた積層体の新製品「Lamion」の同社の注目製品。
これは樹脂の両面に上記の「G-Leaf」を貼り付けた製品で、軽量性やフレキシブル性が特徴の製品。最近の鉄道駅に多く導入されているホーム転落防止扉などに疲れわれており、本来重量面でのネックになっていたガラスが、軽量で加工もしやすいものになっている。ホワイトボードの表面にも使われており、会場にも展示されていた。
加工用部品の多い同社製品だが、「Lamion」がホワイトボードの表面に使われているなど、意外な身近にある「ガラス」も展示されていた。

薄型ガラスと樹脂を組み合わせた積層体の新製品「Lamion」を使ったホワイトボード

厚さ数十ミクロンの薄型ガラス「G-Leaf」

展示エリア
CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
小間番号
5C111
関連リンク

日本電気硝子株式会社
http://www.neg.co.jp/

出展者情報

日本電気硝子株式会社
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6902

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