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沖エンジニアリング株式会社、半導体・電子機器の品質向上に貢献する受託検査サービスを紹介

カテゴリー : CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア

OKIグループの沖エンジニアリング株式会社はCEATEC JAPAN 2016で、半導体モジュールや電子機器が、そのライフサイクルのさまざまな局面で必要とする試験・評価・解析の一貫したシステムを紹介している。

時に鑑識、時に病理医、時に専属コーチ

受託検査サービスを行う同社には、時にはこんな難問が寄せられる。
「LED照明の銀電極が、経年劣化で黒ずんできた。長寿命を誇るLEDなのに、まったく本来の性能が発揮できない。どうやら電極に硫黄分が付着しているようだが、その硫黄は果たしてどこから来たものか?」

犯人は接続ケーブルの被覆か、ハンダの材料か、パッケージの樹脂か。容疑者と思われる部材をピックアップして試験管に詰め、加熱して出てきたガスを分析し、たどり着いた真犯人は「梱包ダンボールの粘着テープ」だった――。まるで「鑑識」か「病理医」の仕事である。

アウトガス(加熱時に出るガス)を分析し、電極を劣化させた“犯人”を探した。

故障解析だけでなく良品解析も行い、信頼性向上に貢献

製品の開発ステージでは、試作品を過酷な環境にさらす試験と、それに続く評価・解析を一貫して実施し、信頼性向上に役立つデータを提供。試作や量産ステージでは故障解析だけでなく良品解析も行い、さらなる製品改善に役立つ情報を提供する。いわばストップウォッチ片手に選手を激励する「コーチ」の役割だろうか。

「過酷なG(加速度)や温度環境にさらされながら絶対の信頼性を求められる宇宙機器搭載部品などの検査に関わってきた経験を、自動車・産業機器・医療機器などさまざまな産業分野で活用していただいています」(沖エンジニアリング株式会社 事業支援部営業支援グループ 広報・営業支援担当マネージャー 細田克彦氏)

IoTの浸透で、製造受託(ファウンドリ)の比重が高まるとともに、試験や検査も受託サービスとして行われる傾向が目立つという。一見地味な同社ブースだが、会場に集まったプロフェッショナルたちからの熱い視線を集めていた。

プロフェッショナルたちからの熱い視線を集めていた。

展示エリア
CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
小間番号
5C55
関連リンク

沖エンジニアリング株式会社
http://www.oeg.co.jp/

出展者情報

OKIエンジニアリング
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6870

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