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株式会社フジクラ、高性能なパッシブデバイスや関連実装技術を提案

カテゴリー : CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア

同社では、「”つなぐ”テクノロジーで社会に貢献するフジクラ」を示すため、製品を「未来につなげるテクノロジー」、「地球をまもるテクノロジー」、「世界をつなぐテクノロジー」、そして「人と暮らしをつなぐテクノロジー」に分け、社会インフラからモバイル機器まで、暮らしの中でフジクラの技術が幅広く貢献していることを紹介している。

株式会社フジクラのブース

未来につなげるテクノロジーの展示例

60 GHzバンド(IEEE 802.11 ad / WiGig)、さらに高い周波数帯域であるEバンド(71~86 GHz)に代表されるミリ波周波数帯域は高速無線通信や車載レーダに利用することができ、その応用技術が注目されている。

「ミリ波帯バンドパスフィルタ」は、高周波特性に優れた石英ガラスの内部にポスト壁導波路を形成することで、高性能なバンドパスフィルタを実現した。

これは世界初の低損失ガラスポスト壁導波路型バンドパスフィルタで、60 GHzで比誘電率3.82、誘電正接0.00036となる極めて低い損失を有するシリカガラス基板内に形成されたポスト壁導波路を用いて実現されている。

ポスト壁導波路は基板上下面に形成された銅めっき層および直径100 μm、間隔200 μmの貫通導体群で構成され、85 GHzで0.033 dB/mmという極めて低い伝送損失を実現。バンドパスフィルタはポストで実現した誘導性窓により共振器を直結することで構成されている。
バンドパスフィルタは60 GHz帯だけでなく、Eバンドなどのより高い周波数領域にも適用可能。

未来につなげるテクノロジーコーナーでは、製品とその技術をパネルなどで紹介

従来の金属製の部品から石英を使うことによって小型化されたミリ波帯石英バンドパスフィルタ

「広帯域平面アンテナ」は、高周波数帯に適した低誘電な液晶ポリマー(LCP)基板をベースとしたフレキシブルプリント基板(FPC)型ミリ波デバイス。

各種ミリ波帯(60/70/80GHz)に対応可能で、「指向性制御アンテナ」は、移相器などの複雑なデバイスを必要としないビーム走査を実現。

ミクロンレベルのウェハ加工技術を応用したフジクラ独自の高度な設計・加工技術と、フレキシブルプリント基板製造で培った量産技術により新たなミリ波デバイスを展示している。

展示エリア
CPS/IoTを支えるテクノロジ、ソフトウェアエリア
小間番号
5C67
関連リンク

株式会社フジクラ
http://www.fujikura.co.jp

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