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NECレノボは折り曲がる新スマホと、AR仕様Tango搭載スマホを展示

カテゴリー : 社会エリア

NECレノボでは、日本初披露となるコンセプトモデルのほか、AR対応ファブレットのソリューションを展示している

ディスプレーが曲がるコンセプトモデル

NECレノボでは、日本初披露となるコンセプトモデルのスマホ2機種が展示されている。

「Folio」は開いた状態だと7.8インチタブレット、閉じた状態だと5.5インチスマホになる二つ折りモデルだ。ディスプレー部分は1枚でできており、折りたたみ時は画面も折り曲がるという。

もう一機種の「CPlus」は細長くて薄い4.35インチモデル。反るように曲げることで腕に巻き付けられる。いずれも製品化は未定だが、実際に開発している製品とのことだ。

スマートフォンコーナーでは、9月27日に発表されたばかりのドッキングパーツで拡張できる端末Moto Z PlayとMoto Zを実際に試すことができる。ペン対応の軽量ノート型端末YOGA BOOKも体験可能だ。

本体も画面も折り曲がるコンセプトモデル「Folio」

大塚家具が採用するTango対応モデル「PHAB2 Pro」

ブース内ではレノボが他社と協業して手がけている様々なソリューションが展示されている。株式会社リビングスタイルは、レノボの最新のAR対応ファブレット「PHAB2 Pro」を利用した、大塚家具の外商向けARソリューションを展示している。

グーグルのAR仕様Tango対応モデル「PHAB2 Pro」。背面には通常のカメラに加えて、深度カメラ、モーションカメラも搭載する

リビングスタイルはこれまでも家具販売点などに、商品を部屋に置いたときのイメージを再現する3Dシミュレーションシステムを提供してきた。だが、実際の部屋に商品を重ね合わせるAR表示を実現するには、ARマーカーを利用するやや不便な表示方法しかなかった。

AR仕様のTangoに対応した「PHAB2 Pro」は深度センサーなど複数のカメラを搭載し、カメラに映った空間の3次元データをすぐに取得できる。この端末の登場により「カメラに写っている風景に対して、実際の商品の3DCGを気軽に設置できるようになった。壁の障害や家具の重ね合わせも再現できる」(リビングスタイル 取締役/COO 坂本尊志氏)とのことだ。

大塚家具の外商業務向けに提供される、Tango対応ARアプリ。ARで実際の家具を設置したイメージを確認できる。

レノボのブースで各社の話を伺うと、AR対応ゲームアプリの「Pokemon GO」のヒット以来、ARや位置情報系ソリューションに対する顧客の反応がより積極的になってきたという。今後、「PHAB2 Pro」のようなAR対応スマートフォンやタブレットの動向は要注目だろう。

展示エリア
社会エリア
小間番号
2S92
関連リンク
レノボ・ジャパン株式会社
http://www.lenovojp.com/business/campaign/ceatecjapan2016/

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