NTTグループ(東、西、コミュニケーションズ、ドコモ、データと持株会社である日本電信電話株式会社の6社)は、IoTとAIを結びつけた新たな価値創造を掲げ、「製造」「ホーム」「シティ」「流通・小売」「ヘルスケア」「農業」の6分野19件のアプリケーションやソリューションの展示を行っている。
フットサル対戦中の10人の生体センサ情報を、BLEで同時取得
NTTドコモ株式会社が開発した「hitoeトランスミッター」はBLE(Bluetooth Low Energy)によりスマートフォンなどと1対1で接続し、継続的に心拍数や心電波形、加速度などを取得する、ウェアラブル生体センサとして活用可能なユニットだ。
西日本電信電話株式会社は、複数のhitoeトランスミッターからの情報を複数のアクセスポイント間でローミングしながら、ユーザーが移動してもデータ欠損なく受信するシステムを構築した。1チーム5人で対戦するフットサルの試合で、計10名の生体データを途切れなく受信する実証実験に成功している。
「このシステムを使えば、スポーツ番組やバラエティ番組などで、選手や出演者の心拍数や移動距離などを取得し、画面にオーバーレイして映し出すシステムも原理的に可能で、エンターテインメント分野への応用も考えられます」(西日本電信電話株式会社 研究開発センタ開発推進担当課長 安永健治氏)
同グループのブースではこの他にも、介護支援ロボット「ロボコネクト」、「異音検知IoTソリューション」「Things Cloud〈仮称〉」など全19件のシステムを解説・展示している。
生体センサとなる「hitoeトランスミッター」(白)と、その情報を受信するアクセスポイント(黒2機)。「BLE規格では想定されていない使い方なので、通信の専門家からすれば“えっ!?”というシステムかもしれません(笑)」(前出・安永氏)
- 展示エリア
- 社会エリア
- 小間番号
- 1S04
- 関連リンク
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NTTグループ
http://www.ntt.co.jp/ - 出展者情報
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NTTグループ
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6830