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家庭からEVまで、蓄電テクノロジーの心臓部を構築するニチコン株式会社

カテゴリー : 家エリア

ニチコンは、太陽ソーラーから家庭に電気を供給するソーラーシステム、リチウムイオン蓄電池による家庭用蓄電システム、そしてEV(電気自動車)などに搭載されるコンバーターなどを提供する蓄電テクノロジーを製造・販売する機器メーカー。地球温暖化、そして福島第一原発事故などで注目される自然エネルギーを利用した給電システムの一端を担う。

会場でもひときわ目立つ赤のEVスポーツカー「トミーカイラ・ZZ」を展示

スポーツカー「トミーカイラ・ZZ」に同社のコンバーターが搭載

EVを主に製造する自動車メーカーであるトミーカイラの最新スポーツカー「トミーカイラ・ZZ」は、同社製のDC-DCコンバーターを搭載する。これは充電器と車載のバッテリーをつなぐ機器で、通常充電や急速充電などさまざまな充電機器からの給電を、最適な状態でバッテリーに供給できるように調整する製品。バッテリーに直結するいわば同車の心臓部を構築する。EVの最大の課題は、パワーと航続距離。その両方を担うバッテリー部に関連する部分を同社が提供している。

バッテリーと充電器をつなぐコンバーターを提供

家庭向けに大容量蓄電器登場、太陽光蓄電システムとの連携も強化

東日本大震災時、停電により電気の供給が停止し、非常に大きな被害が出た。こういった緊急時に家庭用蓄電器の有用性が改めて認識されている。同社では、電力会社からの電力供給が止まった際にも電気を使える家庭用蓄電システムも主力製品のひとつ。最新製品では11.1kWhという大容量蓄電器「ESS-U2M1」も登場、全体の30%を非常時に使えるようになっている(残りの70%は通常生活時に使用)。

太陽光蓄電システムと組み合わせた蓄電器「ESS-H1L1」は、太陽光からの電気を蓄え、通常時や非常時に利用できる。各メーカーの太陽光発電システムに対応しており、大容量の12kWhを備えて災害時など非常時には約23時間、家庭用電源として利用できる。

将来のスマートシティ(環境配慮型都市)向け蓄電システム開発にも力を入れており、9月末には東京大学生産技術研究所との共同研究も発表している。自然エネルギーの効率良い利用を求めて、同社は日々“蓄電”に取り組んでいる。

EVに電気を供給する家庭用充電器も大容量タイプが登場、会場に展示されていた

太陽光蓄電システムと組み合わせた蓄電器「ESS-H1L1」

展示エリア
家エリア
小間番号
3H68
関連リンク

ニチコン株式会社
http://www.nichicon.co.jp/top.html

出展者情報

ニチコン株式会社
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6790

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