海馬ブースで展示される「caiba」は、ヘッドマウントディスプレイを装着し、遠隔操作するロボットである。遠隔操作者の人の手の動きを検知し、ロボット側で人間と同じ動きをさせることができる。今回のCEATEC JAPANでは、CEATEC JAPAN初登場の「プロトタイプ8」と各国の空港から問い合わせがあり、各地で実施されるイベントなどでも大活躍中の「コンセプトモデル AirPort Concierge」の展示デモが実施される。同社では、「当社ブースで「caiba」の操縦を体験いただくことで、ロボットの目(カメラ)で見た視界の広がりや顔や手を動かすことで、ロボットの動きが連動する。まるでロボットに乗り移ったかのような没入感!を体験することができます」としている。
より「人らしさ」を伝えられるロボットとして進化する「caiba」
「caiba」は、ヘッドマウントディスプレイを装着し、遠隔操作するロボット。遠隔操作者の人の手の動きを検知し、ロボット側で人間と同じ動きをさせることができる。人の動きを追従する速度(レイテンシ)が約50ms(20分の1秒)前後ということで、遅延もすくなく動きを追従するため、リアルタイムでコミュニケーションを取ることができる。目に付いているカメラで「caiba」の周囲の様子を把握し、マイクから音を拾い、スピーカーから言葉を出力することができるほか、前後左右への移動などもコントローラーで簡単に行わせることができる。 同社では、あらゆるコミュニケーションロボットが発表されている中で「まだ人と同程度のコミュニケーションを取ることができるロボットはない」と考え、遠隔操作でのコミュニケーションというアプローチで開発された。同社では、今後の開発で、より「人らしさ」を伝えられるロボットとして進化させたいとしている。
多岐にわたる用途が期待される、遠隔ロボット「caiba」
現在、数カ国の空港から問い合わせがあり、デモンストレーションを行っている。
大手航空会社では、世界中の空港に相談窓口のようなカウンターを置いているが、現地のスタッフが全ての言語を操れるわけではない。そこで、国内の多言語に対応したサポートセンターと現地にいる「caiba」をつなぐことで、あたかもサポートスタッフがその場で対応しているかのように接客することを実現した。Wi-Fiで接続されているため、世界中で時差なくコミュニケーションを取ることができる。遠隔ロボット「caiba」の用途は無限にあるが、同社のブースで実際に「caiba」との触れ合いを体験して、斬新な用途を創造してみてはどうだろう。
コクピット/ロボットは操縦者の動きをスムーズにトレースします
- 展示エリア
- 特別企画
- 小間番号
- 4P53-06
- 関連リンク
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出展者情報
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=6967有限会社海馬(ベンチャー&ユニバーシティエリア)
http://dalek-roborobo.blogspot.jp/