「BOCCO」には、ドアの開閉を知らせるセンサーが付属。積み木型振動センサーは、10月から単体でも購入可能に。
2014年のCEATEC JAPANに登場以来、大きな注目を集めるユカイ工学の「BOCCO(ボッコ)」は、見守りにも活用できるコミュニケーションロボット。家庭のインターネットを通じて、スマートフォンと音声やテキストメッセージのやりとりができ、付属のセンサー(加速度センサー内蔵)が動きを検知すると、それをスマートフォン(iPhone / Android)に知らせてくれる。これにより、家族の生活の様子を外出中でも知ることができ、家族と何気ないメッセージのやりとりを楽しむことができる。
CEATEC JAPAN 2016では、「BOCCO」の最新モデルが展示される。
仕事中でも留守番中の子どもと「BOCCO」を通じて会話ができる
「BOCCO」は、外出先から家にいる家族とメッセージのやりとりができるほか、自宅の玄関ドアの開閉をセンサーが感知してアプリに通知する機能も追加され、見守りにも活用することができる。スマートフォンから音声メッセージを受け取って再生できるほか、メール読み上げ機能を備えているので、文字が読めない子供やスマートフォンの操作に慣れない高齢者ともコミュニケーションを図ることができる。
「BOCCO」は、メッセージが届くと音と光で知らせてくれるので、再生ボタンを押して再生すれば、「BOCCO」が音声で知らせる。返事を録音してアプリに送ることもでき、仕事中でも帰ってきた子どもと「お帰り」「ただいま」のコミュニケーションを取ることもできるロボットである。今年の5月には音声認識機能が追加され、話しかけられた声を”文字”に起こし、声と一緒に専用アプリへ送る新機能「こえ文字メール」が搭載され、留守番中の子どもが「BOCCO」に話しかけると、そのメッセージを家族のスマートフォンに文字で送信することもできるようになった。
SIMモデルの「BOCCO」がCEATEC JAPAN 2016に登場
「BOCCO」は、Wi-Fi利用によるインターネット接続だけだったが、今年の7月、SIMカードを搭載し、携帯電話の通信網を使用してのインターネット接続が可能になった「BOCCO」を発表した。これまではインターネットに接続するため、インターネット回線の契約や、無線LANルーターの設定の準備が必要だったが、SIMカード搭載の「BOCCO」は、これらの準備がなくても、SIMカードの通信キャリアとの契約のみでインターネットへ接続して利用できるようになるので、インターネットを契約していない高齢者の方でも、すぐに使えるようになり、遠方に暮らしているおじいちゃんやおばあちゃんとも、手軽にコミュニケーションが可能になる。さらに「BOCCO」本体とのセットでしか購入できなかった「振動センサ」が単品で購入できるようになり、玄関にひとつ、勝手口にひとつというように、2カ所に取り付けて使うこともできるようになった。さらに10月には、玄関の鍵の閉め忘れを知らせてくれる「鍵センサ」が新発売になるという。
CEATEC JAPAN 2016の同社のブースでは、この最新のSIMモデルを展示紹介する。会場で実際に「BOCCO」とのコミュニケーションを楽しんでみてはどうだろう。
- 展示エリア
- 家 (スマートハウス、医療・健康、教育サービス関連)
- 小間番号
- 2H19
- 関連リンク
- ユカイ工学株式会社
http://www.ux-xu.com/
BOCCO 家族をつなぐコミュニケーションロボット
http://www.bocco.me/