日本人の口腔内へのケア意識が低いことが「シャカシャカぶらし」開発のきっかけ
ヘルスケアカンパニーのTemariは、初出展となるCEATEC JAPANにおいて、上手に歯が磨けているかをセンシングし、その結果をスマートフォンの画面で確認できる「シャカシャカぶらし」を展示デモする。出展するにあたり、「シャカシャカぶらし」の開発経緯などについて、開発者のTemari歌野 真理代表に話を伺った。『私が最初に問題意識をもったのは、日本人は8020運動があるように、先進国でも歯の残存数が下から数えた方が早いんです。以前は、8歳の残存数は欧米16本、日本6本といったところでした。(現在は少しづつ改善されてきていますが。)日本人の老後は入れ歯やインプラントが一般的です。とにかく、日本人の口腔内へのケアの意識が低いんです。この改善策として、小さい頃からの正しく楽しい歯科教育と、家族の育児をサポートする商品の開発を始めました。その第一弾が「シャカシャカぶらし」なんです。』『第一弾としての「シャカシャカぶらし」は、小さい頃からの正しく楽しい歯科教育と、家族の育児をサポートする商品です。ぜひ、当社ブースにご来場頂き“とにかく手に触れてみて下さい”。この商品の良さがご理解いただけると思います』と話す。
楽しく歯磨きを指導&習慣化する「シャカシャカぶらし」
「シャカシャカぶらし」は、ジャイロセンサー(角速度センサー)を搭載しており、歯を磨く動作をソフトウエアで解析して、磨きの細かさ、時間、磨いた箇所などを計測。その結果は、内蔵したBluetooth®(ブルートゥース)により無線で接続された、スマートフォンの画面で確認ができる。幼児に上手な歯磨きの習慣をつけさせることを目的としており、クマのキャラクターを模した本体の後部にあるクリップで、歯ブラシの好きな位置に取り付け使う(写真1)。スマートフォン用の専用ソフトウエアも開発。歯の磨き方を順番に指導するコンテンツがあり、ゲーム感覚で歯磨きを学べるという。毎日の歯磨きのデータも蓄積されていく。「シャカシャカぶらし」は、ホームヘルスケア商品で、楽しく正しく歯磨き指導をする歯磨きキットである。「シャカシャカぶらし」は、口腔内環境の改善策として、家庭や入院されている患者や各施設などでの活用が期待されている。同社では、「シャカシャカぶらし」は、センシング技術の研究をおこなっている国公立大学や歯科業界で著名な歯科医の監修の元に開発を進めてきた。加えて今後は、医療、育児、福祉、スポーツ、美容業界などの幅広い企業との連携を深めることで、さらなる進化を達成したいとしている。
「シャカシャカぶらし」を歯ブラシに取り付けた様子
アプリケーションソフトウエア画面
- 展示エリア
- 特別企画(ベンチャー&ユニバーシティエリア)
- 小間番号
- 4P53-41A
- 関連リンク
- Temari
http://www.temarii.com/