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KOA株式会社、CEATEC JAPANで風センサーを活用した「風の見える化」デモを実施

カテゴリー : CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア

KOA株式会社は、同社の電子部品の技術を利用した、「風の見える化」デモを実施する。同社ブースで実施される「風の見える化」デモのユニークな点は、同社の温度センサーの技術を利用して、風センサーにしているところにある。この温度センサーは熱線式で、風の当たり具合で温度(抵抗)が変化する原理を応用している。ブースには、この風センサーを大量に並べて構成された、大型の「風の可視化パネル」が設置される。このパネル上のセンサーに、“うちわ”等で風をあてることで、可視化されたパネル上の風センサーが、その風の強弱を検知し、セル毎に風の速さが色で表現される。1つの風センサーのLEDは、黒(無風)から、青、水色、緑、黄色、オレンジ、赤(最大風速)まで、虹の7色の順番に段階的に発光するように組み込まれおり、風の速さが一目瞭然に見てとれる。同デモコーナーでは、来場者に“うちわ”などで大型の「可視化パネル」に風を送ってもらう事で、送られた風の速さにより色が変化していく様子がデモされる。今年はさらに進化させ、可視化パネルの全センサデータをパソコンにて収集し、映像に加工したものをプロジェクターで投影するデモも同時に行う。また、ブースでは、「風の見える化」デモの他に同社の主力製品である抵抗器や最新技術を駆使した特長ある製品が展示される。

※「風の見える化」はKOA株式会社の登録商標です

2つの温度センサー技術を活用することで「風の見える化」が実現

風センサーは2つの温度センサーを用いることで、風の有無や強さを算出する。基準となる温度センサーに対して、一方のセンサーは風で熱を奪われると一定の温度上昇を維持するように電流が増加する。このときの電流差分を風速として算出する仕組みになっている。扱いが難しいセンサー技術をモジュール化することで、組込み用途の市場、IoTへの対応を想定している。

CEATEC JAPAN 2015の「風の見える化」展示

KOA株式会社

KOA株式会社は、固定抵抗器の分野において、国内外ともトップクラスのシェアを持っている。主力製品である抵抗器のほか、温度センサーやヒューズ、パリスタ、コイルといった豊富な製品ラインアップを持つエレクトロニクスパーツメーカー。また、これらの基盤技術である厚膜・薄膜・金属・セラミックスの材料技術やプロセス技術をベースにした製品は、高信頼性が求められる各種車載ECU、医療機器や産業機器に広く使われている。小型携帯機器や小型モジュール等の高密度実装への要求には業界最小サイズ0.4mm×0.2mmの超小形厚膜チップ抵抗器、携帯電話や自動車のエレクトロニクス化に伴いニーズが拡大しているシャント、各種電流検出抵抗器、測定器などの高精度回路に要求される高精度薄膜抵抗器など最新技術を駆使した特長ある製品をラインアップしている。

展示エリア
CPS/IoT を支えるテクノロジ・ソフトウェア
小間番号
5C48
関連リンク
KOA株式会社
http://www.koaglobal.com/

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