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2016年10月3日

目の不自由な方に情報を届ける機能を障害者支援団体と連携して開発

多言語コンテンツが簡単に作成・更新管理できるソリューション「QR Translator」を開発・運営する株式会社PIJINは、障害者支援のNPO法人である神戸ライトハウスと協力して、視覚障害のある方々にもより多くの情報を届けられる機能を新たに開発しました。

QR Translatorは、サイト上で入力した文章を自動的に多言語に変換し、発行されたURL情報にアクセスすると、情報を音声でも出力できる機能を有しています。今回、新たに開発した機能では、視覚障害のある方々が、そのURLにアクセスするだけで、サーバーが利用端末の言語設定を自動的に認識し、その利用者に応じた言語で音声情報を返すことが出来るようになりました。

実際に、視覚障害のある方々が特定のURLにアクセスするには、QRコードの4角に点字のようなドットをつける事で、コードの位置と大きさが特定でき、視覚に障害があっても、手持ちの携帯端末でそれを読み取ることが可能です。例えば、名刺にQR Translatorのコードをつけ、その4角にドットを入れれば、そのコードを読み取ることで、その人や会社の情報を、いつでも音声で読み出せるようになります。

また、施設に設置する看板などでは、NFCやビーコンを利用してURLにアクセスすれば、より簡易な方法で同じ情報を音声によって受け取れます。

QR Translatorの機能を利用すると、普段、日本語を使う人には日本語で、英語を使う人には英語で音声情報を届けられます。 また、情報を届けたい側の人や施設も、サイト上でテキストを入力するだけでそれが可能になる他、緊急時にはそのコンテンツを簡単に差し替える事も可能です。

PIJINでは、今後はQRコードだけでなく、NFCやビーコンなども利用して、その場所と受手に応じた情報伝達のユニバーサル対応を進めて参ります。また、神戸ライトハウスでは、視覚障害者が健常者と等しく情報共有できる環境づくりを目指して、印刷物の作成やWebサイトでの音声案内のビジネス連携など、様々な可能性を探求して参ります。

【NPO法人神戸ライトハウスについて】
障害者の自立支援を目的として、マッサージ事業、IT事業などを運営しています。それぞれの事業では、障害者の職業訓練を通じて、社会との関係性を維持しながら、各人の個性を活かした真の自立促進を目指しています。

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