CEATEC JAPAN 2015

出展者詳細情報神奈川工科大学 情報工学科 (ベンチャー&ユニバーシティエリア)

神奈川工科大学 情報工学科 (ベンチャー&ユニバーシティエリア)

住所
〒243-0292   神奈川県厚木市下荻野1030
URL
http://www.tnklab.ic.kanagawa-it.ac.jp/tanakalab/index.htm
ステージ
NEXT イノベーションエリア
小間番号
4N65-40B
出展予定製品

その他のソフトウェア&コンテンツ、関連製品、サービス

その他のヘルスケア、関連製品、サービス

会社紹介

通信機能に加え、内蔵する多様なセンサ群、高い処理能力というスマートフォンが持つ潜在能力と可能性を活かした新たな技術、システムを提案し、それらを具現化、実証することに学科として取り組んでいます。今回は下記のテーマに関して展示、デモを行います。

(1)多ユーザ収容可能な非可聴音を用いた屋内測位システム
(2)カメラとカラー手袋を用いた色検出による手話認識システム

(1)はスマートフォンから発生する非可聴音を用いた屋内での高精度な測位システムです。音の受信のタイミングから3次元での位置を検出します。今年度は音に識別情報を埋め込むことにより、複数のスマートフォンをシステムに収容する方法を実装しました。測位誤差が数cm以下の極めて高精度な測位を実現し、屋内搬送車両の自動走行等への展開が期待できます。

(2)は現在はWEBカメラとPCを用いていますが、将来的にはスマートフォン内蔵カメラを用いてスマホ単体での手話認識の実現を目指しています。手話利用者がカラー手袋を装着することを特徴としており、各指の認識、動きとともに手首の動きや顔との相対的な距離を検出して、手話を認識するものです。

出展製品

出展製品情報 1

無線通信技術・製品(Bluetooth(R)、ZigBee、NFC、TransferJet 他)、無線 LAN 関連技術・製品

多ユーザ収容可能な非可聴音を用いた屋内測位システム

■背景と経緯
屋内での測位要求は、屋外のそれに比べて高い場合も多いと思われる。例えば、工場内の搬送車両の走行制御や視覚障碍者の方への商品棚へのナビゲーションなどへの応用を考慮すると、数十cm程度の測位精度が求められると考えられる。我々は高精度な屋内測位システムを実現するための方法として、スマートフォンから発出する非可聴音の到達時間を用いた測位システムを開発し、数cm程度の測位誤差に抑えられることを実現してきた(CEATEC2014展示)。測位精度の検証は完了したものの、より実用性を高めるための複数ユーザのシステムへの収容が課題として残っていた。

■展示システムの特徴
・無線LANなどの電波を用いた測位では困難な高い測位精度(誤差数cm程度(超音波測位システムと同等))を実現できることを実験で確認している。
・広く普及しているスマートフォンを使用するため、ユーザが専用の発信機を持つ必要がない。また、その機能と組み合わせることにより、多様なサービス開発が期待できる。
・ユーザ識別方法として、M系列符号によるスペクトル拡散技術を用いている。したがって、収容ユーザの増加要求に対しても、系列符号の追加のみで容易に対応できる。
・本展示では、複数の移動模型列車に対する測位を行い、その有用性を実演する。

出展製品情報 2

その他のヘルスケア、関連製品、サービス

カメラとカラー手袋を用いた色検出による手話認識システム

■背景と経緯
我々はスマートフォン内蔵のカメラとその高い処理能力を用いて、最終的にはカラー手袋を装着した人の手話を自動翻訳するシステムの実現を目標にしている。昨年のCEATEC2014では、カメラ画像による手指の形と手首の動きから手話認識する方法を提案、実演した。
 現在は具体的な応用として、動画による手話学習ツールSmartDeaf(http://www.smartdeaf.com/:株式会社ケイ・シー・シー)で学んだ手話動作の復習ツールとしての利用を目標に認識手法を検討している。手話動作の客観的な評価によって、手話学習者のモチベーションの確保とより正しい手話動作の学びを支援できるものとして期待できる。

■展示システムの特徴
・カラー手袋を用いることにより、各指を識別をした手指の形状認識が可能、手の表裏判定、染色部分の重心位置を検出することによる平面内の動き、染色部分の大きさの変化から奥行方向の動きなど、他の単体センサでは不可能な多様な識別と動きの検出を可能としている。
・様々な動きがある手話動作に対して、上記識別、検出結果から片手/両手、手首の動きの有/無、顔と手の距離の遠/近を判定し、手話動作をクラス分けする。その後、そのクラスの中の手話に対して各種認識手法を適用することにより、高い認識精度が期待できる。
・当日のデモでは、カラー手袋の色検出による指の識別、手首の動きの検出とともに、SmartDeafの中に収録されている基本的な手話動作に対する認識を実演する。

出展製品情報 3

電子タブレット端末(タブレット端末、電子辞書、電子書籍端末、携帯ゲーム機など)

点字を用いた携帯端末向け入力方式(IME)

■背景
 現在スマートフォンやタブレットが広く普及しています。これらの機器は大きさの制約からキーボードがありませんが、複数同時タッチ(6点以上)を認識することが可能です。

 点字は6点の凹凸からなることとタブレットが6点タッチを同時認識することに着目して、6等分した画面をタッチする仮名入力方式を開発しました。点字による文字入力は以下の受賞・報道を受けています
 ・情報処理学会 DICOMO 2012 優秀プレゼンテーション賞 受賞
 ・情報処理学会 DICOMO 2012 優秀デモンストレーション賞 受賞
 ・日本経済新聞 キャンパス発この一品 (2013年11月7日朝刊33面)

そして、点字入力練習ソフトを開発し、Google Playで公開しています。

 https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.kait.ldl.TenjiTyping


1週間程度の練習で、1分間に約70文字程度の入力が可能です。これは、日本語ワープロ検定試験では1級、パソコンスピード認定試験では2級に該当します。更に練習しだいでは、1分間に90文字程度入力することが可能だと見込まれています。

■点字入力IME

 今までの点字入力ソフトはアプリケーションでした。これをIMEとして実装し、漢字変換機能しました。特徴として、点字キーボードを半透明にし、画面全体を覆うようにしました。この設計のため、ソフトウェアキーボードが画面の半分を占有するなどと言うことはなく、画面全体を見渡すことできます。また、IMEとして実装されているので、様々なアプリケーション上で点字を使った日本語入力が可能になっています。

お問い合わせ先

住所
〒243-0292  厚木市下荻野1030
URL
http://www.kait.jp/index2.php
担当部署名
情報工学科
担当者名
田中 博
TEL
046-291-3203
FAX
046-242-8490
メールアドレス1
h_tanaka@ic.kanagawa-it.ac.jp
メールアドレス2
hrs15.tanaka@gmail.com

プレスの方お問い合わせ先

住所
〒243-0292 厚木市下荻野1030
URL
http://www.kait.jp/index2.php
担当部署名
情報工学科
担当者名
田中 博
TEL
046-291-3203
FAX
046-242-8490
メールアドレス1
h_tanaka@ic.kanagawa-it.ac.jp
メールアドレス2
hrs15.tanaka@gmail.com

関連リンク

URL 1
http://www.kait.jp/ug_gr/undergrad/info_science/info_engrn/

神奈川工科大学 情報工学科のホームページ

URL 2
http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/

情報工学科の学科運営のブログ
-学科の日常を紹介しています-

URL 3
http://www.tnklab.ic.kanagawa-it.ac.jp/tanakalab/index.htm

出展研究室のホームページ
-研究室の研究テーマ、外部発表などの紹介-
成果のデモビデオが視聴できます。

URL 4
http://kaitxcsxinfo.com/

出展協力の研究室の運営サイトです。充実した内容を誇り、“NetLogoのススメ”は必見です。

URL 5
http://www.smartdeaf.com/

手話学習者向けスマートデバイス動画辞典のサイトです(株式会社ケイ・シー・シー殿が運営しています)。

イベント情報

展示は10月9日と10日です

開催日:10/9 10/10

SHARE