部門賞 2) オープンカテゴリー
ソリューション部門
グランプリ
- Non-Terrestrial Network構想 グローバルに展開する宇宙・成層圏通信 SoftBank Corp. to Promote Non-Terrestrial Network Solutions that Provide Connectivity from Space and the Stratosphere.
- ソフトバンク株式会社
- 出展エリア:企業エリア
案件概要
宇宙空間や成層圏から通信を提供するNon-Terrestrial Network構想は、宇宙空間からは静止軌道衛星のSkylo、低軌道衛星のOneweb、成層圏通信プラットフォームを提供するHAPSです。これらのサービスを提供する非地上系ネットワーク(NTN)をグローバルに展開を推進していきます。
選 評
IoTの普及により、あらゆる場所で、あらゆるデバイスがインターネットにつながるニーズが高まっている。いわゆる「圏外」をなくす施策として、空からネットワークをカバーするNTN(非地上ネットワーク)ソリューションが注目されており、本案件は成層圏プラットフォームから低軌道衛星、衛星軌道衛星など高度別、用途別にラインナップされているのが特徴。2022年からは商用サービスの導入も予定されており、応用範囲が広く多様な業界の課題に応じたサービスが複数ラインナップしているなどが評価され、早期運用に向けた実業面でのロードマップにも期待される。
準グランプリ
- 東芝の量子暗号通信で安全なオンライン社会を実現 Toshiba's QKD creates a secure online society
- 東芝デジタルソリューションズ株式会社
- 出展エリア:企業エリア
案件概要
超スマート社会へ向かう中、データ通信のセキュリティ強化は必要条件。東芝の量子暗号通信は重要で価値の高いデータを誰もがオンラインで安全に伝送できる社会を実現する。現在の暗号化技術は量子コンピュータにより解読される脅威がある。量子暗号通信は、絶対破られないことが理論的に証明されている通信技術であり、盗聴されていないことが保証された暗号鍵でデータ送受信をおこなうことで、無条件で安全が保障される。
選 評
デジタル化社会の中で、暗号通信技術の重要性は高まっている。一方で今の技術で解読が困難な暗号も、量子コンピュータの実用化により、将来的に解読されるなどの課題も出て来ている。暗号鍵情報を一つの光子に書き込み送信することで理論的に盗聴が不可能とされるが、通信速度や距離などの制限がある。東芝の量子暗号通信は、通信速度や距離において他社より秀でており国内外での実績も多くあるのが特徴。セキュリティの高さなど技術力への評価だけでなく、使いやすさを含めて業界におけるメインプレイヤーとなることが期待された。
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CEATEC AWARD 2021 部門賞 オープンカテゴリー ソリューション部門 審査・表彰基準
産業・ビジネス・社会・暮らしを持続的に維持し豊かに発展させるための、新たな技術・製品・サービス・ソフトウェア・アプリケーション、それを含むソリューションやビジネスモデル等の案件を広く対象とし、先進性や具体的実現性、社会への貢献性等に優れると評価されるものを表彰します。
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