CEATEC AWARD 2021 部門賞
ニューノーマル社会への提案・共創カテゴリー
デジタルトランスフォーメーション DX部門
グランプリ
- リモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD」 Remote Cheerer powered by SoundUD
- SoundUD推進コンソーシアム
- 出展エリア:Society 5.0エリア
案件概要
様々な理由でスタジアムに行けないスポーツファンが、自宅から選手に声援を届けられるリモート応援プロジェクト。ファンがテレビやネットでスポーツ中継をみながらスマホの応援ボタンをタップすると、世界中から集まった応援がスタジアムのスピーカーから鳴り響く。多様性に配慮した応援の実現や、スポーツ業界のコロナ対策にも寄与しており、Jリーグやプロ野球などと共創しながら、新しい応援文化を創出している。
選 評
長い歴史のあるスポーツ中継の中で新たな応援方法を創造する、視聴者の声援をスタジアムに届けるイノベーション。様々な理由で現地観戦できないリモート観戦者の応援を現地に届けたり、実況配信などができ、無観客試合であってもスタジアムに設置されたスピーカーで応援がフィードバックされる。すでに様々なスポーツで導入された実績を持つ。応援行動などのデータを利活用することで、マネタイズやファンサービスにおける経済効果が期待され、選手のモチベーションにもつながる点が評価された。
準グランプリ
- 独自の物体認識AI技術を搭載した、画像認識型「スマート無人レジシステム」 Smart Checkout System(Equipped with Kyocera’s AI object recognition technology)
- 京セラ株式会社
- 出展エリア:企業エリア
案件概要
店舗運営の効率化・省人化と、ニューノーマル時代の対人接触機会削減へのニーズが高まっている。京セラが開発した小売業向け画像認識型「スマート無人レジシステム」は、独自の物体認識AI技術の搭載により、1台のカメラで、重なりあった複数の商品でも高精度に認識することができる。またこの技術により、新規商品登録時の学習時間を従来に比べ、大幅に削減することに成功した。
選 評
店舗運営の効率化や省人化ニーズに加え、感染対策による対人接触の削減ニーズにも対応するスマートレジシステム。独自の画像認識AIにより、1台のカメラで重なり合った複数の商品を認識することが可能で、利用者負担の軽減や店員のサポートも削減できる。導入機材が少なく、新規商品の追加登録(AI学習)が可能なのも導入や運用のコスト削減に貢献する。スーパーなどの店舗だけでなくレストランなど異なる業務形態、点検作業や自動運転など他の画像認識技術への応用が見込まれる点も評価された。
受賞企業キーパーソンと審査員が語る8つの特別セッションはこちら
CEATEC AWARD 2021 部門賞 ニューノーマル社会への提案・共創カテゴリー デジタルトランスフォーメーション DX部門 審査・表彰基準
ニューノーマル社会への変革に対応し、多様な分野の産業・ビジネス活動や社会・暮らしにおいてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する、技術・製品・サービス、ソリューションやビジネスモデルの案件を対象とし、先進性や具体的実現性・市場性に優れると評価されるものを表彰します。
一覧へ戻る