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音声認識技術とAIを応用した異音検知で工場、機械、建築物、家畜などの異常を早期発見 Hmcomm

産総研の技術移転ベンチャー カスタム音声AIで多数の導入実績

Hmcomm 営業部部長 榊原氏(Hmcommブースで)

Hmcommは、産総研の技術移転を受けて起業したベンチャー企業。産総研の独自の音声処理技術を用いた要素技術の研究・開発、ソリューション・サービスを提供する。音声認識基盤(THE VOICE JP)により、自然言語理解を含めた音声認識や、話者識別、話者分離、言語識別、環境音識別/棄却、感情認知などの機能を駆使した様々なサービスを提供している。これにより、コールセンター等顧客対応の自動化や議事録の自動作成、音声データのテキスト化など、AIを駆使した音声処理で多くの顧客への導入実績を持つ。

異音の検知で早期発見

異音検知プラットフォームの概念図

そうした実績を持つHmcommが今回、新たに提案するのは、異音検知プラットフォーム「FAST-D」(Flexible Anomaly Sound Training and Detection)だ。これは、音声認識技術の応用により、機械や動物、建築物などから発する異音を検知し、対象となる装置や家畜、建築物・構造物などの異常を早期に把握しようとするもの。

駆動系から建造物、家畜の鳴き声による健康管理まで多様な用途

 

AIを活用しており、様々な音の特徴量を抽出して機械学習技法により解析する技術で、非言語音全般の解析に対応するという。
例えば、エンジンやモーターなどの駆動系の故障や、タイヤ等のパーツの取付状態などの異常を、音によって早い段階で察知し、制御・対処する。また、工場やプラントのパイプライン等の稼働状況を音から異常を検出できる。
あるいは、家畜の鳴き声や小屋の中での動きなどで発生する異音などから、体調などの異常を早期に感得する。さらに、建造物・敷地内の本来人がいないところでの音を検知することで、防犯・安全という点でも活用が期待されている。

クラウド、エッジデバイスの両環境で利用可能。クラウド上で高速GPU計算をすることで、随時エッジに最新モデルを更新する。また、各ユーザーの条件に合わせた柔軟に機能別モジュール(API)を提供できる。

Hmcomm 営業部部長の榊原満氏は「APIの提供以外によってユーザー自身がシステムを構築する以外にも、当社でシステムを編集したり、コンサルティングも対応可能。潜在的にまだまだ多様な用途が見いだせると考えており、いろいろな企業からの相談に応じていきたい」と話す。

会社名
Hmcomm(株)(スタートアップ&ユニバーシティエリア)
エリア
特別テーマエリア
小間番号
S005-58
URL
http://www.hmcom.co.jp/
出展者詳細
https://www.ceatec.com/ja/showfloor/detail.html?id=12222

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