Preferred Networks、全自動お片付けロボットシステムを展示
株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:西川徹、以下、PFN)は、幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2018において、現在開発中のパーソナルロボットシステムの技術デモとして「全自動お片付けロボットシステム」を初公開します。
PFNでは、ロボットが身近な場所で活躍する社会の実現に向けて、パーソナルロボットの技術開発を進めています。工場などの規格化された環境と異なり、人間の生活空間で働くロボットには、複雑で変化する状況への柔軟な対応や、人との自然なコミュニケーションが求められます。
今回、PFNブース(A060)では、トヨタ自動車株式会社が開発する ”生活支援ロボットHSR(Human Support Robot)” を使い、従来の物体認識・ロボット制御技術では困難だった「散らかった部屋の全自動お片付け」のデモンストレーションを行います。ロボットが、乱雑に置かれた洋服、おもちゃ、文房具など、家庭にある様々な物体を認識してつかみ、所定の場所に片付けていきます。また、ロボットに対して人が口頭やジェスチャーで片付け指示を出すなど、直感的なコミュニケーションによるロボット操作もご覧いただけます。
全自動お片付けロボットシステムの詳細は特設ページをご覧ください。
https://projects.preferred.jp/tidying-up-robot/
この全自動お片付けロボットシステムは、CEATEC JAPAN 2018に展示されるイノベーション性が高く優れている技術・製品・サービス等を表彰する「CEATEC AWARD 2018」 において、インダストリ/マーケット部門の準グランプリに選ばれました。
●PFN展示ブース
・期間:2018年10月16日(火)~19日(金)10:00~17:00
・展示エリア:トータルソリューションエリア ホール2(ブース番号A060)
・展示内容:パーソナルロボットの技術デモ「全自動お片付けロボットシステム」(初公開)
また、開幕初日の基調講演CEATEC Keynote Futureに代表の西川徹が登壇し、「すべての人にロボットを」と題した講演を行います。講演では、PFNが注力する最先端の機械学習・深層学習技術とロボティクスを応用することで、実世界の課題をどのように解決するか、また、今後の技術の展望についてご紹介します。
●基調講演CEATEC Keynote Future
・日時:2018年10月16日(火)12:30~13:15
・会場:幕張メッセ 国際会議場 コンベンションホール
・講演者:株式会社Preferred Networks 代表取締役社長 CEO 西川徹
・講演概要:すべての人にロボットを
機械学習技術の発展により、ロボットの可能性は急速に拡大しています。様々な状況への柔軟な対応や、より人に近い作業をロボットが行うには、機械学習技術とロボティクスの融合が必要不可欠です。今後はより多くの場所で、人々がロボットの力を活用する場面が増えてくるでしょう。そのような新しいロボットの時代に、テクノロジーがどのように活用されうるのか、今の技術と今後の展望、そして私たちの新しい取り組みについて講演する予定です。
◆株式会社Preferred Networksについて
IoTにフォーカスした深層学習技術のビジネス活用を目的に、2014年3月に創業。デバイスが生み出す膨大なデータを、ネットワークのエッジで分散協調的に処理する「エッジヘビーコンピューティング」を提唱し、交通システム、製造業、バイオ・ヘルスケアの3つの重点事業領域を中心に、様々な分野でイノベーションの実現を目指しています。
オープンソースの深層学習フレームワークChainerTM(チェイナー)の開発・提供をはじめ、トヨタ自動車株式会社、ファナック株式会社、国立がん研究センターなどの世界をリードする組織と協業し、先進的な取り組みを推進しています。(https://www.preferred-networks.jp/ja/)
* 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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