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Vol.502013年10月31日

デジタルゲームへの支出はパッケージ入り製品を上回る230億ドル、今も急増中

2013年10月25日英国ロンドン発―Futuresource Consultingは、デジタルゲーミング市場について新たなリサーチを発表した。2013年はデジタルゲーム業界にとって記念すべき年になりそうだ。この年はSonyのPlayStation 4、MicrosoftのXbox Oneがローンチされたほか、スマートフォンやタブレットの利用が増加するにつれて非専用ゲームプラットフォームの役割が拡大した。

「デジタルゲームのソフトウェアやアプリへの支出は2012年に初めてパッケージ入り製品への支出を上回り、デジタルゲーム向けの支出金額は世界で228億ドルになりました」としたうえで、「ところが、この市場は高度に分断されており、その構造は地域によって大きく変わります。欧米以外の地域、中国の大部分や韓国ではネットでのパソコンゲームが40%を占めています。世界の消費者は(携帯電話、スマートフォン、タブレットで)モバイルゲームに資金を投じていますが、デジタルゲームのうちこの成長分野は2012年に65億ドルに達し、2017年までにほぼ倍増するでしょう」と、FuturesourceのシニアマーケットアナリストであるDavid Sidebottom氏は述べている。

こうした背景に対しFuturesource Consultingは、10月30日(水)に無料のウェビナーを開催し、ビデオゲームの動向を深く探る。議論の中心となる部分は、今後5年間でのこの市場の発展、新興かつ破壊的なテクノロジーの潜在性、モバイルゲームがゲーム専用機に与える影響、マルチメディアサービスの将来などである。ウェビナーの主催者はDavid Sidebottomと彼の同僚のSam Leechである。今後の詳細はFuturesourceのホームページに掲載される。

「伝統的なゲームプラットフォームは今後ますますデジタルとして配信されるコンテンツを取り入れていくでしょう。Xbox OneやPlayStation 4が新たに強調しているのはオンラインゲームです。熱望されたローンチは市場全体に力を与えることで、世界的な物的、デジタルゲームソフトウェア部門は約9%の成長軌道に乗り、2014年には500億ドルに達するでしょう。全体的な市場は堅調な成長を続け、2016年にかけて前例のない高みに至るでしょう。」

この動きについて

モバイル機器でのゲームが事業機会の中核部分として出現したことで、新たなプレーヤーが現れ、消費者が移動中にもっと便利にゲームを楽しめるようになった。さらに、新興市場の多くの消費者にとって、スマートフォンは最初に手にするゲーム機器となるだろう。

Futuresourceの予測では、消費者がモバイルゲームに使用する金額は2013年に前年比23%増の80億ドルとなり、2017年までに128億ドルになるという。これは2012年のほぼ倍の水準であり、この業界はスマートフォンやタブレットの普及により拡大が続き、さらにはデベロッパーの投資により品質も改善されるだろう。さらなる詳細は今後のゲームウェビナーで示される。

「デジタルゲーム業界は、売上を最大化するために新たなビジネスモデルの実験を多数行っています。これはデジタルとして配信されるコンテンツ、「常時接続」のプラットフォームや機器があって可能になったものです。」

新たなスペース

「初心者、熟練のゲーマーから見て、この業界には新しいゲームプラットフォームが何社か現れています。こうした新興プラットフォームは、スマートテレビ、デジタルメディアアダプター、マイクロコンソールなどです。私たちは同時に、Google、Apple、Samsung、Amazonなどの企業がこうしたゲームに関わるようになり、既存の、テレビをベースとするゲームプラットフォームに新たな競争をもたらすと考えています。」

本リリースへのお問い合わせは、英国Futuresource Consulting社の日本での提携先である株式会社TAK・アナリティクス・リサーチ(担当:木村)までお問い合わせください。連絡先は次の通りです。
電話: 03-6408-5566 Email Address: takashi.kimura@takanalytics.com